ゴー宣DOJO

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トッキー
2012.2.29 02:53よしりん先生の登場

徹底的に誠実に。次回3・11道場は重要です。

引き続き
よしりん先生の
登場です!

///////




3
11日の「ゴー宣道場」は、
震災及び原発事故後の
道場を総括しなければなりません。


直後の「ゴー宣道場」では、
東京で放射能被害に怯えて、
ペットボトルを買い占めたり、
ガイガーカウンターで
周辺を調べまくる母親を、
おかしいと批判したはずです。


放射能に怯えて
東京から福岡に逃げた
人々を皮肉ったりしました。


東京でという部分は
強調しておかねばなりません。


勘違いしてる人が多いからです。
逃げるべき地域は当然あるからです。


福島と東京は違う。
福島の中でも
放射能の影響の濃度は違う。


しかし、震災後の
「ゴー宣道場」で、
放射能に神経質になって
異常行動をとる人々を
批判したのは正しかったのか?


もう一度、この問題とも
向き合ってみたいと思います。

 

「ゴー宣道場」では、
原発事故後の対応として、
政府の発表を信じるしかないと諦観し、
パニックを抑える立場をとったはずです。


その後、政府の発表は
嘘だらけだったことが
明らかになりましたが、
あの「ゴー宣道場」の態度は
誤っていたのか?


物忘れが得意なわしは、
過去の発言や議論を
明瞭に覚えてないので、
この点は理作氏に、
動画のチェックを頼んでいます。

 

わしは徹底的に
誠実にやりたいのです。


「放射能は身体にいい」
と主張する輩のように、
言論の責任というものを
蔑ろにしたくないのです。


神様ではないのですから、
一点のミスもないというのは
不可能です。


しかし、「当事者意識」を
完全に欠落させて、
「原発維持・原発礼讃」のために
「放射能は身体にいい」と
するような言論は、
便所の落書きならともかく、
政治的効果を生み出す
可能性のあるメディアで
発表していいものだ
とは思えません。

 

わしが「SPA!」を辞めたときと
似ているような気がします。


オウム真理教と法廷闘争をしていて、
暗殺計画を立てられ
(これは事後明らかになった)、
仕事場を出たら尾行を撒くことに苦心し、
不審人物を(VXガスを持った暗殺者だった)、
トッキーが缶コーヒーを握りしめて
追い払ったりしている真っ最中に、
SPA!」はオウムに対する
警察捜査は不当逮捕だと主張し、
オウムのプロパガンダに
乗せられていました。


それに感化されて、
特に若い女性からわしに当てに、
「上祐さんは悪くない!」
「青山さんが悪いことをする人に見えますか?」
「あなたは決めつけです!」
といったハガキや手紙が
じゃんじゃん届くようになっていました。


そのような手紙に紛れて、
脅迫文や、弾丸入りの
封筒も届いていました。


玉川警察署に届けたのですが、
さっぱり相手してくれません。


オウムが玄関の中に入ってきたら
連絡してくれみたいなことを言われ、
バカバカしくて警察に頼るのはやめました。


そういう切羽詰まった状況だったから、
SPA!」の面白がってるだけの
記事を許すことができなくて、
『ゴー宣』の連載を
やめてしまったのです。


そして「SAPIO」に移った
という経緯がありました。

 

今は、はがきや手紙での
抗議は少なくなりました。

その代わり、ネットの発達によって、
原発ブラボーのネトウヨから、
ツイッター攻撃や、
「ゴー宣道場」の生中継での
書き込みの荒らしを受けるようになったり、
編集部や警察署に、
わしを脅迫する電話が
かかってきたりするように
なったわけです。


無責任な言論により、
馬鹿の騒乱状態が起こり、
わしに向けてのバッシングが起こる。


オウムのときと
何も変わっていない
じゃないですか!

 

長年、言論をやってきて、
つくづく言論は難しいし、
恐ろしいと思います。


相当、慎重にやらねば
ミスをします。


しかし、
「言いたい放題で、責任とらず」
という態度でも、
どうせ人々は忘れるのです。


だから無責任な言論がまかり通る。

緊張感を持たなくていいからです。


しかしわしが何度でも
花田編集長に警告するのは、
皇后陛下を失語症に追い込んだり、
ホロコーストはなかった、
という記事を載せたりするような
重大なミスを、
もう繰り返してほしくないからです。


編集者が諫言できないなら、
わしが言うしかないでしょう。


わしはやめさせられたって
大丈夫の身分なんだから。

 

今度の「ゴー宣道場」は重要です。


自らの言論を振り返り、点検し、
放射能に対する考え方にも、
一定の道すじをつけたいのです。


完全なかたちでまとめて発表するのは
『脱原発論』になると思います。


連載中の『脱原発論』の記述も、
最終的にはミスは訂正して、
これならばという状態で
単行本にするのです。


暖かくなったら
代替エネルギーの取材も開始したいし、
もう一度、飯館村にも
行ってみたい気がします。


『脱原発論』は
相当な大著になるでしょう。

 

しかし、窓外を見ると、ものすごい積雪だな。

スタッフのみなさん、
今日はみなぼんは車の迎えはできないでしょう。

ペン入れに行くのは明日以降になるかもしれないので、
SAPIOの次の原稿もペン入れ出来る状態にしておいて。

 


トッキー

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